夜間の運転ヘッドライトは上向き?下向き?
5月10日はポカポカして暖かかったのですが・・・
11日と12日は1日中寒く
子供は
この寒暖差
まったくもって大丈夫のようで・・・
大人になると・・・
この寒さは身にしみる(T T)
夜は更に冷え込みました。
夜といえば・・・
自動車のハンドルを握る皆さんに関係する
夜間の運転。
夜間の運転でヘッドライトを点灯させて走行しているわけですが・・・
皆さんのヘッドライトは、上向き? 下向き?
どちらで走行していますか?
「ヘッドライトは下向きで走行している。」
と・・・
殆んど人は回答すると思います。
でも・・・
ヘッドライトは
本来、上向きで走行するのがベストなのです。
ヘッドライトを上向きで走行?!
まぶしいじゃん!!
確かに・・・まぶしいです。
●交通量が多く
●対向車がある場合
●先行車に追従している場合
ヘッドライトは下向きで走行します。
だって・・・
まぶしいから・・・(^ ^)。
でも・・・
上記以外の場合
●交通量が少なく
●対向車もなく
●先頭で走行している場合
ヘッドライトは上向きで走行します。
だって・・・
見えないから・・・(^ ^;)。
見えないって・・・
夜間で見えないからヘッドライトを点灯させてんじゃん!!
ごもっとも!
でも・・・
ヘッドライトを点灯させていても見えていない・・・。
見えていないというより
照らしていない
と、表現した方が正しいですネ。
ヘッドライト下向きの照射範囲は、約40m 左側の電柱や壁が見えにくいうえ、遠くの方は暗く見えない状態です。 |
ヘッドライト上向きの照射範囲は、約100m 左側の電柱や壁が明るく照らされおり、「この先横断歩道あり」の標示も確認できます。 |
突然ですが・・・
自動車が、時速60kmで走行している時の停止距離
いったい、どれくらいの距離だと思いますか?
停止距離とは・・・
運転者が「あっ!」と危険を感じてアクセルを離し
ブレーキを踏んで車が停止するまでの距離をいいます。
ちょっと
いっぷくがてら
コーヒーでも・・・
あ、紅茶でもいいですが・・・
緑茶でも・・・
飲んで
考えてみて下さい。
答え・・・
時速60kmでの停止距離
おおよそ44m (路面が乾燥していて条件がよい場合)
て、ことは・・・
夜間、時速60kmで走行中
ヘッドライト下向きで走行していたら
41m先に横断中の歩行者や自転車が
見えていない・・・照らされていないわけです。
運転者が「あっ」と思ってアクセルを離し、ブレーキを踏んだとしても・・・
停止距離よりも近い距離しかライトを照らさないので・・・間に合いません。
ヘッドライト下向き照射範囲 40m 時速60kmでの停止距離 44m |
これが、ヘッドライト上向きだと・・・
停止距離よりも遠くの方までライトを照らすので・・・余裕を持って停止することができます。
ヘッドライト上向き照射範囲 100m 時速60kmでの停止距離 44m |
100m先の横断中の歩行者や自転車が
見えている・・・照らされているということです。
ですから・・・
先にも記したように
1・交通量が多く
2・対向車がある場合や
3・先行車に追従している場合などは・・・
相手側がまぶしく迷惑になるので・・・
ヘッドライトは下向きで運転しましょう。
1・交通量が少なく
2・対向車がない場合や
3・先頭で走行している場合などは・・・
周囲に迷惑もかからず遠くまで照らしてくれるので・・・
ヘッドライトは上向きで運転しましょう。
ただ・・・
直ぐ近辺に歩行者や自転車がいる場合
運転者のマナーとして
ヘッドライトは下向きでお願いします。
直ぐ近辺の歩行者や自転車の人が、まぶしく感じるからです。
状況に応じて臨機応変にヘッドライトの上向き下向きを切り替えるようにして下さい。
臨機応変にヘッドライトを切り替えることにより
夜間での運転で陥りやすい
ボ~ッとした運転や漫然とした運転を防止する手助けにもなります。
ちなみに・・・
道路運送車両の保安基準では
ヘッドライト下向き・・・・・・すれ違い用 前照灯
ヘッドライト上向き・・・・・・走行用 前照灯
と記載されています。
コメント
コメントを投稿