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複数(多)車線の交差点では右左折に工夫を|ペーパードライバー運転初心者の役立つクルマの安全運転豆知識

複数(多)車線の交差点では右左折に工夫を



お一人で自動車の運転ができるようにコツコツと練習をされているペーパードライバーの方

自動車運転免許を取得されて少しでも運転に慣れようと練習されている初心運転者の方



運転の練習中またはお一人で運転している際に・・・
歩行者や自転車の突拍子もない動向、狭い道路での行き違い、見落としや見間違いによる急ブレーキや急ハンドルなど危険な思いや不安な思いをされることもあると思います。


また・・・
他車からのクラクションや割り込みなど交通社会の洗礼を浴びたりなど、怖い思いもされることもあるかもしれません。


10年選手・20年選手のベテランドライバーの方でも・・・
最初は皆様と同じように危険な思いや怖い思いなどを経験して今に至っています。


それらの経験が・・・
皆様のこれからの運転の糧となり、危険に対する予測や他の交通への読み取り、周囲への気配りや目配りなど養われていきます。


ドシドシ運転なさってドシドシ色々な経験を積まれて、運転テクニックだけでなく防衛運転を身につけていきましょう!






【防衛運転】
道路を走行している運転者の中には、脇見や見落としなどによる操作ミスをしたり、無謀な運転や乱暴な運転をする運転者も少なからずいます。
事故やトラブルに巻き込まれないように、安全な間隔をとる自分の意思を伝える危険を予測する感情的にならない譲り合う気持ちを持つなどの自分自身を守る運転を「防衛運転」といいます。



その中で・・・
今回は、自分の意思を伝えるということで複数(多)車線の交差点での右左折について・・・です。





質問です。
複数(多)車線の交差点で右左折する際、ご自分の意思を周囲に伝えられていますか?








「ご自分の意思を周囲に伝えられていますか?」って・・・おかしなこと聞くよね?





右左折する時って、右左折のウインカー合図出してるじゃん!





ウインカー合図で「右折するよ」「左折するよ」って意思が伝わってるじゃん!





右左折する時にウインカー合図出してないとでも言いたいのか?





「複数車線の交差点で右左折する際、ご自分の意志が周囲に伝えられていますか?」っつう訳の分からないこと聞いてくるんだろうね?





まったくよ~・・・訳が分かんないぜ!









なんて・・・(汗)





なんて、なんて・・・(汗、汗)





・・・思っていませんか?(大汗)





え?思っているですってぇ?!





そ、そ、そ、そんなぁ~(泣)





そ、そんなこと思わないで・・・





ちょ、ちょっとだけ続きをお読み下さい。





ちょっと続きをお読みいただくと、先の質問の真意がお分かりになりますから・・・





・・・続きをどうぞ。









単路での交差点で右折の際・・・


上記のイラストAの矢印のような走行位置で右折するのが一般的だと思います。
右折のウインカー合図を出して中央線寄りにしているので周囲に意思が伝わります。





ですが・・・


上記のイラストBのような複数(多)車線の交差点では・・・
イラストのような赤色矢印の走行位置で右折する車両がよく見られます。

どちらの通行帯(車線)に進入するのか他の車両に意思が伝わりにくいため、後続の右折車両をふらつかせるなどの影響がでてしまします。
また、赤色矢印の進入経路だと第二通行帯(右車線)に進入するものと誤解される恐れもあり、第一通行帯(左車線)に進入しようとする後続の右折車両に急ブレーキを踏ませるなど事故を誘発させてしまことになるかもしれません。


※ちなみに・・・
上記のような赤色矢印の走行は、試験場の技能試験や教習所の技能検定では減点または挙動によっては中止となる場合もあります。
試験場で技能試験または教習所で技能検定を控えている方は、通行帯を跨いだまま走行したり大きくふらつかないようにしましょう。





複数(多)車線の交差点の場合は・・・


上記のイラストCの矢印のように・・・
どちらの通行帯(車線)に進入するのか周囲に意思が伝わる走行位置で右折してみましょう。

第一通行帯(左車線)に進入する場合は青矢印のように大回りに右折し、第二通行帯(右車線)に進入する場合は緑矢印のように小回りに右折すると、どちらの通行帯(車線)に進入するのか後続の右折車両に意思が伝わりやすく事故の誘発など未然に防ぐことができます。





左折も同様に・・・


上記のイラストDの赤矢印の走行位置で左折すると・・・
どちらの通行帯(車線)に進入するのか他の車両に意思が伝わりにくいため、後続の左折車両をふらつかせるなどの影響がでてしまします。
また、赤色矢印の進入経路だと第一通行帯(左車線)に進入するものと誤解される恐れもあり、第二通行帯(右車線)に進入しようとする後続の左折車両に急ブレーキを踏ませるなど事故を誘発させてしまことになるかもしれません。


※ちなみに・・・
上記のような赤色矢印の走行は、試験場の技能試験や教習所の技能検定では減点または挙動によっては中止となる場合もあります。
試験場で技能試験または教習所で技能検定を控えている方は、通行帯を跨いだまま走行したり大きくふらつかないようにしましょう。





複数(多)車線の交差点では・・・


上記のイラストEの矢印のように・・・
どちらの通行帯(車線)に進入するのか周囲に意思が伝わる走行位置で左折してみましょう。

第一通行帯(左車線)に進入する場合は青矢印のように小回りに左折し、第二通行帯(右車線)に進入する場合は緑矢印のように大回りに左折すると、どちらの通行帯(車線)に進入するのか後続の左折車両や対向してくる右折車両に意思が伝わりやすく事故の誘発など未然に防ぐことができます。





また、複数(多)車線の交差点で右左折する場合は、ある程度どちらの通行帯(車線)に進入するか決めておきましょう。

どちらの通行帯(車線)に進入しようか迷いながら右左折すると、自車がふらつくだけでなく他の車両をもふらつかせることにもなります。

駐車車両など障害物が存在するなどアクシデントもありますが、右左折する前に進入する通行帯(車線)を選択しておくと周囲に意思が伝わりやすい走行位置を作ることができますよ。





複数(多)車線の交差点では・・・
他の車両など周囲に意思が伝わる右左折をしてみましょう。


ご自分でも・・・
「周囲に意思が伝わってるじゃん!」と実感できるだけでなく
「右左折しやすいじゃん!!」ってことも実感できると思いますよ~。



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